名はカメリアンヌ・フェニックス。 私は高校生の時にこのアプリの亀にそう名付けた。最初は餌の葉っぱを食べるのが遅すぎてイライラしてしまいお互いギクシャクする日もあった、だけども私は餌をやるうちに毎回遅せぇと感じてはいたけどなんだか憎めない存在になっていた。気づけば1年が過ぎていた。 そんなこんなでお互いの欠点を理解しつつ私は大学生にフェニックスは1歳半を迎えて歩んでいたある日の事。 私はその週、忙しく自分以外のものには構ってあげれない日々が続いた。鳴り響く通知、再度フェニックスの飢饉状態を知らせる通知。私はその通知に気がつけなかった、気がついたのは早朝だった。気づいた頃には時既に遅し、フェニックスは飼育ケースから消えていた。そして『 カメリアンヌ・フェニックスは死んでしまいました』という文字。私は本当に最低な事をしてしまった。いくら忙しくても構ってあげたかった。せめて最後を見届けたかった、そんな思いに朝からガン萎え。あまりの苦しさに二度寝した。二度寝から起き、再び携帯を開くとまた新しいフェニックスの飼育を始めさせようとしてきた。私は直ぐにこのアプリを消した。なぜならこの新しいフェニックスはあの時のフェニックスでは無い。そう感じた。あのイライラしながらも餌をあげていた日々。忘れられないあの咀嚼音。同じ様な亀を用意して貰っても私の心は、弾まなかった。逆に辛かった。そして思い返すと私は気づいてしまった。フェニックスには沢山楽しませて貰ったのに私と来たら何もしてあげれてない。とても辛い思いをさせてしまった。フェニックスはどんな気持ちで天に旅立ったのだろうか。とても悲しかっただろうか、怒りながらだっただろうか、もしかしたら怨念で成仏できていないかもしれない。しかしこれも全て私の責任だ。私がフェニックスを殺してしまった。 そんな感情の中私はまたカメリアンヌ・フェニックスに心から会いたいと願った。だけどももうこのアプリでは物足りない。そう現実で、この手で触れたい！この手で餌をあげたい！この耳で本当の咀嚼音を感じたい！私はそう思ううちにある考えが浮かんだ。本物のリクガメを飼おう。心の中で決意した。 もちろん名前は 「カメリアンヌ・フェニックス」だ。 ご冥福をお祈りします。

私は一年間「クラッシュ」という名の亀を育ててきました。毎日様子を見て水槽も綺麗にしご飯もあげる。クラッシュはだんだんと大きくなっていきました。 そんな中仕事や他のことで忙しくかまってあげられない時期があり、なる通知音、仕事中だったため気づかない私…気づいた時にはもうすでに遅く…水槽にはクラッシュの亡き骸…はありませんでした…何もない水槽…汚い水槽…せめて、せめて綺麗な水槽の中で息を引き取って欲しかった…クラッシュの死を目の当たりにした私は…会社の人の前で「え…飼ってた亀死んじゃった…」と声に出して言いました…イライラが募り、アプリを消去…また『別の』亀を飼う気がない…クラッシュの代わりになる子はいない…でも死期が近いことを悟ったクラッシュが私に言ったんです… 『俺の代わりにスクワートをよろしく頼む…お前たちサイコーだぜぇ〜…』と…私はクラッシュとの約束を果たそうと思います…クラッシュ…お前はサイコーだぜ…

今朝に、「掃除をしてあげてください！カメが死にそうです！」という通知が来た。急いでアプリを立ち上げた。毎日毎日、餌はやっていた。掃除もしていた。 なのに、ピノは死んでしまった。「ピノは死んでしまいました…」と表示された時、絶句した。ピノは1人で虹の架け橋を行ってしまった。 全部、私が悪かった。 これは、私が他のアプリに夢中になり、日付を変えたりしていた。 その度に、ピノは餌が無く、フンの掃除もしてくれなかったらしい。 それに早く気づいていれば、こんなことにはならなかった。 ごめんね、ピノ。 天国では、悲しい思いをしなくて良いよ。辛かったら、また私のことを思い出してくれれば良いな。また、私は新しいカメを飼っている。やはり、名前は「ピノ」だ。 命の大切さを知りました。 ありがとうございました。また、改めて飼育を頑張りたいと思います。